1000m3分 72の壁

以前に、1000m3分20秒という壁について話したが、それに次ぐ壁がこの1000m3分といえる。当然1000m3分10秒も壁ではあるけれど、抵抗感は他の2つに比べて少ない。キリの問題だと思う。

さて、1000m3分を色々な距離に置き換えると

100m 18秒

400m 72秒

500m 90秒

1000m 3分

1500m 4分30秒

3000m 9分

5000m 15分

10000m 30分

フルマラソン2時間6分35秒。

男子マラソンにおいてなかなか日本記録が更新されなかった原因はこの、1000m3分の壁だったと思う。

上にあげた通り、キリの良い数字が多く並ぶ。言い換えるとそれよりも少し速くなると、

3000m8分台

5000m14分台

10000m29分台

といった良く聞く指標に到達できる。ここが壁になる人が多く存在している。

トラックレースにおいて、この壁を突破するのに有効なものは以前にあげた通りいつでもこのタイムを出せるようにすることで、その1つとしてペース走のラスト1000mを3分で走る。など一番疲れている時に自然にできるようにしておくと良い。

もう一つ、この1000m3分という場合にだけいえることとして、トラック1周400mにおいて70秒というタイムを壁に設定する方法がある。

70と72で、72の方が壁と感じるのはほとんどの場合でないはず。12進数、24進数を好む場合や、ある特定の業界の人だけが72が壁に見えると思う。

ということでいっそのこと疲れている時で400m70〜72秒で走れるようにすると良い。少し上に重きを置いているので、下を72秒台としてもいい。

短めの距離、インターバル系で70秒設定、後半バテても73を切るというメニューでも良いし、

長めの距離でラストを70秒設定まであげてもいい。

疲れていても72秒、3分を、出せる自信を作る!

本日の練習。

2km+1000m

1000m 2′54″50

1.7km

今回のテーマを書いた理由は、今日の練習で、1000m3分切り達成したからでした!

走行距離が短めのため、頻繁(週2〜3回)程度で5000mの平均ペースを上回る事を行なっていますが、1000mをガッツリ走ったのは2週間ぶり。

その時が3分08秒、10日ほど前の1500mでの通過で3分04秒。今回が2分54秒。

3分切りがこんなに嬉しいのは初めて切った時以来。そして一番嬉しいのが、バテた時でもキロ3分を超えていなかった事。これでだいぶ感覚が変わる。

そして、さらにさらに良かったのがダウンジョグの感覚。速い動きのあと、筋力が落ちた時に自然とリラックスをして走れたのが良かった。これはマラソンのラスト7kmでも大切にしたい感覚だったり、今の短い距離から長い距離にアプローチする際に最も武器になるものなので大切にする。

p.s体重56.5kg

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