折り返し

ロードレースのほとんどはスタートとゴールが一緒だったりする。そうでなくても中間点、つまり折り返し地点が設定されている。

ここをもう半分、と思えるかまだ半分と思うかで残りの半分の出来が変わる。

これはトラックレースでも同様で、

400mに対しての200m。10000mに対しての5000mなどがそうである。

なぜこのようなことを書いているかというと、それは今日の練習が800mT.Tであったことに関係してしている。今日の練習を終えて800mランナーという存在が恐ろしくなった。

800mの中間点は400mである。これはそのほかの距離の中間と似ているようで大きく異なっている。なぜならトラックは1周400mである。つまり、800mでは中間点をゴール地点と同じ場所で迎えていることになる。これが大変恐ろしいことで今日の練習でも1周時点で辞めたくなった。それを押さえ込んでもう一度ゴール地点から遠ざかっていくのはエネルギーがいる。400m→600mまでが難しかった。800mランナーは普段からこの気持ちに打ち勝っているのだと思うと尊敬せずにはいられない。

今日の練習。(今週のT.T)

ウォーキング1.5km(競技場までの往復).

アップ1km 4分30秒

流し100m×2

800m T.T

400m感覚走(80秒)

出し切る練習としてT.Tを実施。気温35度、風速4mというコンディションのため短く設定。

昨日の600m(1′34)や先週1000m(2′50″7)の感覚から目標を

2′08(61-32-35)に設定。

意図として600mで追い込み、ラスト200mを疲れた状態で走ること。そういう意味では600m+200mの感覚。また、追い込み切った状態、ある意味の脱力状態で1000m3′20秒ペースの感覚を出せるかの確認で400mを最後に行った。

結果は

30″4-30″3(60″7)—32″8-34″2(67″0)

Total 2′07″60

ほぼ理想通り!風が横風だったから助かった。800mの公認記録は高校3年の2′08台なので一応ベスト(^^)

400m-600mが怖かった。

1000m2′40秒への欲があるのだけど今日の結果から少し手応えを持てた。

その後はシューズを履き替えて400mを実施。こちらは強制的なリラックス状態で行ったけど設定通りだったので良かった。秋になればT.Tを長めにして、脱力走も長めにしていきたい。

今回800mT.Tを行なったけど走ってみたかっただけというのもあるけど、長距離練習としても十分活かせると思った。

長距離は長い分、一瞬の出力は短い。だからアップもそこそこでいいし、ペース配分もゆとりを持てる。その点において中距離以下ではアップの時点から、短い中で出し切ることを意識しなければいけない。そして特に800mでは全力疾走するには長いため、本当に全力を出し切るための配分は相当難しい。そういった短い中で出し切る訓練、ペースの組み立てというのは長距離にもいきてくると思う。当然、長距離でのペースより速いので、長距離に戻した時に余裕を感じられるのもいい点。

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